時事ネタから入ります
多くの人にとって影響のある変更が昨年10月にありました。
それが、消費税の10%への増税です。
数字にしたら2%の増税ですが、何を買うにしても価格の
10%も税金がかかるのは負担に感じますよね…。
なので、消費税が上がって喜ぶ人はほとんどいないと思います。
そして、消費税増税があまり受け入れられない大きな理由もあります。
実はその「理由」が起業家にとっても関連があります。
進んでお金を払う時、とは?
世の中には様々な税金があって、
本来は国民皆で負担して
より良い生活を送るためにある制度。
だけど、多くの人が気持ちよく支払えない理由があります。
それが、使われ方が何か不透明だからです。
(僕らが不勉強なのももちろんあるのだろうけど、)
しばしば望まない税金の使われ方についてメディアで報道されます。
なんと驚くべきことに、税金の不適切会計が毎年1兆円以上もあるとか!?
こんな感じで、使われる先が不透明だとお金を払いたくなくなります。
一方で、誰からも言われなくても進んでお金を支払いたくなるようなケースもあります。
例えば、災害が発生した時です。
災害が発生すると募金が立ち上がり、皆が進んで募金します。
こんな風に、「お金の使途が明確」で、
さらに、「社会的意義がある」と僕らは進んでお金を支払おうという気持ちになります。
反対に、お金の使途が不明確だとびた一文でも払いたくない。。
起業家にとっても大事なお金の使途
そして、この概念は僕ら起業家にとってもとても大事です。
なぜならば、起業家もお金をいただいている側だから。
あなたは自分に支払われるお金がその後でどんな風に使われるか
お客様に説明しているでしょうか?
恐らく説明していないのではないでしょうか。
あっ、説明してなくても安心してください。笑
僕も、今までそれを聞いたことはほとんどありませんから^^
でも、とある尊敬する経営者の方がこんなことを言っていたのを聞いて、なるほどなと思いました。
「ある会社のホームページの社員紹介を作成しているときに、普通はスーツを着た真面目な写真を掲載すると思います。
でも、それを子どもをあやしている写真に変えました。
すると、その人に指名買いが入った場合に、その人に支払われたお金がこの子どものために使われるのかなと思うと思わず払っちゃいますよね。」
要は、お客様にお支払いいただくお金がその先で社会的意義があったり、または、お客様自身にとっても何かメリットがあるような使途で使われているのであれば、お客様がお金を支払う意欲が大きく向上します。
あなたも商品を提供していると思いますが、(または、今自分の商品を持っていなくても過去に会社に属して何かしら商品提供に関わったことはあると思います、)
あなたの商品に支払われたお金が、その先でどのように使われるのかをお客様に提示するだけで、それをしない場合よりもお客様が進んでお金を払いたいと感じていただくことができます。
何も、使途を100%明確にする必要はありません。
でも、その一部でも
・社会的意義のあること
・お客様の未来に繋がること
などに使いますよ、と伝えることでお客様の反応が変わります。
もちろん、自分が満たされるために価値ある商品を提供してお金をいただくという考えでも良いと思いますが、
あなたにも将来のビジョンや理念をお持ちだと思いますので、
お客様からいただいたお金で何をしたいかを考えてみて、そしてお客様に伝えてみて下さいね。